生活習慣病
日本人と糖尿病
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| 日本人の遺伝の宿命 | |||
| 戦後、日本人は欧米の文化を受け入れて、物質的には豊かになりました。今は飽食の時代と言われ、どこに行ってもコンビニや牛丼屋やファミリーレストランで食事ができます。しかし、同時に食文化が欧米化し、食材が豊かになればなるほど今で言う生活習慣病は増え、結果的に脳梗塞・心筋梗塞も増え、医療費が高騰しました。食文化的には日本人は欧米文化に順応したつもりでしたが身体は順応できませんでした。 | |||
| (1)日本人の腸が長いのは・・・ | |||
| 縄文時代から江戸時代まで、日本人の食生活は玄米と穀物(ひえやあわ)、野菜、小魚等が主流で、白米を食べるようになったのは江戸時代に入ってからでした。鳥獣の肉や、卵も食べられていましたが、特別な日のご馳走や、薬膳として食べられたのが一般的で、現在のように毎日の常食として食べられていた訳ではありません。これらの玄米や穀物は難消化性ですから、ゆっくり時間をかけて消化されます。また、これらはカロリーが低く、食物繊維が豊富です。これらの穀物を根気よく消化するためにアジア人は長い年月をかけて腸が長くなりました。長い腸は私たち日本人のDNAにすでに組み込まれているのです。私たちの腸(身体)は穀物中心の食生活に適していると言えます。 | |||
| (2)ゆっくりとした消化吸収 | |||
| 雑穀中心の食生活はもう一つの日本人の特徴を生みました。それは雑穀にあわせた消化吸収システムです。 消化に時間がかかる雑穀はゆっくりと時間をかけて吸収されるため血糖値もゆっくり上昇し、ゆっくり下がります。このゆっくりとしたリズムに合わせて日本人のインスリンという血糖値を下げるホルモンもゆっくり分泌されるようになりました。このインスリン分泌のリズムも穀物中心の食生活に適しています。 |
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| (3)清貧の身体 | |||
| 日本人は過去長い間、非常に貧しい生活をしてきました。その間に幾多の飢饉にさらされ、 何度となく飢餓を経験しました。その結果、飢餓に強い遺伝子を獲得した日本人が淘汰の結果残りました。生存の鍵だったのが倹約遺伝子です。現在の日本人の約34%がこの倹約遺伝子を持っています。この遺伝子を持っている日本人は基礎代謝量といって何もしなくても(車で言うアイドリングの燃料消費が)約200kcal節約されています。ですから一旦、飢餓が発生してもエネルギーの節約でしのぐことができます。しかし、現代のような食べ物にあふれた時代では逆に太りやすくなってしまいます。私たち日本人は飢餓に強く、飽食に弱い民族なのです。 |
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| 以上のように日本人は農耕民族として雑穀食に適応した身体を持って生まれているのですから、食事も古来の日本食を復活させないと、欧米食のままですと簡単に糖尿病になってしまいます。 まずは己を知るというところからはじめないと真の健康作りはありえません。私達はもっと日本人であることを自覚して、生きていかなくてはならないのです。和食は世界に誇る日本人という農耕民族が作り上げた、成熟した食事です。 |




